2019年08月28日

太宰府中学校「豪雨の中 自然教室」日高です

休校になる学校が多い中、
太宰府中学校1年生は、自然教室を決行したそうです。
長期取材でお世話になっている山崎校長より、
情報をいただきました。

海の中道での実施。
「これから大雨の中、飯盒炊飯!」
だそうです。
海が近いので余計心配ではありますが、
校長曰く「これぞ自然教室」。

た、たしかに・・・!

シンプルな答えでしたが、
その中には、全ての責任を背負う覚悟や、
生徒たちの“今と未来”を思う強い気持ちが感じられました。

今年2月、寒さに負けず長距離を歩く「耐寒歩行」が実施されたときにも、
雨が降っていました。
雨はだんだんと強さを増し、折り返し地点で、
中断か決行か話し合いが行われましたが、
校長先生は一言、「初志貫徹」。
(初めに決めた志を最後まで貫き通すこと)

それを聞いて、教育に答えはないのだなぁと感じました。
(何に対しても言えることかもしれません)

生徒たちをできる限り危険から遠ざけ、
守るために「やめること」も、
リスクを背負ってでも、そのときに学べることを学んで感じてほしいと
「挑むこと」も、どちらも正解だと思います。
守りも攻めも、見極める判断力が試され、勇気と覚悟が必要だと思います。

ただ、生徒に対してリスクが大きければ大きいほど、
反対や批判の声は多くなるでしょうし、
そのリスクを背負ってまで実行する人は少ないのではないでしょうか。

それでも貫く、覚悟をひしひしと感じました。
そして自分の中には、その熱いハートと、全てを背負う覚悟があるのだろうか。
と、ひとり考えていました。
答えは、そのときになってみないと分からないと思いました。

生徒の皆さんは今日、自然の素晴らしさとともに、
自然の脅威を感じ、もしかすると怖い思いをするかもしれません。
でもそれを、しっかりと心と体で感じ切ってほしいと思います。

とはいうものの、まだまだ危険な状況は続いています。
太宰府中学校の先生方も生徒の皆さんも、
もちろんそうでない方々も、くれぐれも無理なさらず。
命を守ってください。

自然を相手に私にできることは何もないかもしれませんが、
山崎校長の決断を応援し、
心配ながらも子供たちを信じて送り出した保護者の皆さまと一緒に、
無事生徒たちが帰って来られるよう、信じていたいと思います。

そして、9月の取材時に、私が体験したことのない、
生徒たちが体験して感じたことを、教えてもらいたいです!



Posted by CSFアナウンサーブログ at 16:33